京都伏見「荒木神社」
創建年
- 不明
- 推定:1868年から1912年(明治時代)
御祭神
- 荒木大神
- 荒玉大神
- 白砂大神
- 口入稲荷大神(口入稲荷神社)
ご利益
- 縁結び♥
- 商売繁盛
荒木神社の読み方
荒木神社は「あらきじんじゃ」と読みます。
荒木神社は、京都・伏見稲荷だけに見られるのではなく日本全国にあります。
京都・伏見稲荷「荒木神社」の歴史
荒木神社は伏見稲荷大社の裏参道の商店街を通り抜けた小山の頂に建立されており、創建は明治時代初頭であると伝えられています。
境内の社殿は、千木や鰹木は持たず神仏習合の名残りを社殿のアチラコチラに見ることができます。
京都・伏見稲荷「荒木神社」のご利益
荒木神社のご利益は「縁結び♥」のご利益があります。
荒木神社の縁結びは男女の縁結びだけではなく「人や物の縁」をも結びます。
身近な所持品などの生活に関する良縁や、就職などの人生に影響する縁も結びます。
荒木神社の見どころ【その1】「口入稲荷人形」
口入稲荷大神は「くちいれいなり おおかみ」と読みます。
お稲荷さんに行くと「キツネの土人形」を授与している事があります。
キツネの土人形には、願い事を書く紙がセットなっていて、その紙に願い事を書いて、お稲荷さんの神前に設置されている「箱」へ入れます。
土人形は持って帰り、願い事が叶ったら土人形をお稲荷さんへお返し(奉納)に行きます。
・・と、このようなキツネの土人形が、なんと!ここ荒木神社にもあります。
荒木神社のキツネの人形は「口入稲荷人形」と言います。
口入稲荷は3体のキツネの土人形がセットになっており、口入稲荷大神の使者だそうです。
3体のキツネのうち、中央の提灯を下げたキツネを伴(とも)と呼称し、両脇のキツネを夫婦(めおと)と呼称します。
この3体のキツネの由来は、ハッキリしたことは分からないそうです。
ただし、「口入り」とは「仲介・仲人・世話人」の意味があります。
つまり、もともとは他人同士であった夫婦のキツネが、中央の伴に導かれて夫婦の良縁が結ばれたといった意味合いにもなるようです。
また、伴の持つ「提灯」の意味とは、暗い道でも明るく照らして通りやすくし、暗闇の向こう側にある「未知なる良縁」を繋ぎとめるといった意味合いにもなるとのことです。
これらのご縁で結ばれたキツネの神使が、今度は参拝者にご縁を振りまいてくださいます。
荒木神社の境内の口入稲荷神社に行くと分かりますが、願いが叶って再び参詣に訪れた方々が奉納した口入稲荷人形が、たくさん置かれています。
口入稲荷人形の祀り方(飾り方)
口入稲荷人形は、自分の机の上や神棚などの、普段からできるだけ自分と距離の近い場所にお飾りします。水やお供え物はいらないそうです。
口入稲荷人形への祈願の方法(使い方)
まず、口入稲荷大神でお祈り(願い事)をして自宅へ持ち帰ります。
その後、口入稲荷人形を購入(拝受)し、願いが成就すれば再び荒木神社の口入稲荷大神へ参詣し、社殿へ奉納(お返し)します。
あなたの願い事も叶うとイイですね。ウフ
口入人形の値段(初穂料)
- 2000円
口入人形の授与場所
- 荒木神社・授与所
荒木神社の見どころ【その2】「口入人形守」
このお守りは口入稲荷大神の御神徳が込められたお守りです。できるだけ、肌身に近い場所で身に付けると効果覿面です。携帯のストラップとしても利用できるようです。
口入人形守の御利益(効果
- 良縁招来(縁結び)
口入り稲荷のご利益は夫婦のご縁ももちろんですが、他に人間関係や就職にもご利益があるとのことです。
口入人形守の値段(初穂料)
- 800円
口入人形守の授与場所
- 荒木神社・授与所
その他の荒木神社のお守り
足利稲荷大明神・腰守
- ご利益:腰痛平癒
- 値段:800円
キツネ守
- ご利益:あらゆる祈願成就
- 値段:500円
えん結び守
- ご利益:あらゆる縁結び
- 値段:800円
開運守
- ご利益:あらゆる縁結び
- 値段:1000円
安産守
- ご利益:あらゆる縁結び
- 値段:1000円
厄除守
- ご利益:あらゆる縁結び
- 値段:1000円
交通安全守
- ご利益:あらゆる縁結び
- 値段:1000円
荒木神社の見どころ【その3】「キツネみくじ」
夏目友人帳のニャンコ先生を彷彿させる、可愛らしいマルマルとしたキツネの土人形です。
昨今、伏見稲荷大社を参詣する外国籍の方が増加していることもあり、荒木神社のおみくじの裏面は英文で記載がされていますので、外国の方でも安心して引くことができます。
はたして、あなたの運勢は??
キツネみくじの値段(初穂料)
- 500円
キツネみくじの授与場所
- 荒木神社・授与所
荒木神社の見どころ【その3】「身守不動明王」
荒木神社の入口の右脇、授与所の前には「身守不動明王」があります。三十六童子の一尊で不動明王の眷属(けんぞく)だと云われます。名前を口にするだけ悪魔は消え去り、真摯に祈りを捧げる者を守護し、崇拝者には長寿をもたらすとされています。
神仏習合時代の名残を垣間見れるような場所です。
ご利益(効果)は「煩悩・悪行を滅する」です。仏前に「火焚串」と言う木の棒が置かれています。
この火焚串に願い事(家内安全・交通安全など)を記入し奉納します。
- 線香:1本100円
- 火焚串:1本1000円
身守り不動明王のご利益:出世開運、一家繁栄
荒木神社の見どころ【その4】「休憩所」
上述の口入稲荷神社の裏側には休憩所が設置されています。座る場所は少ないのですが、5人くらいは座れますので稲荷山から下山してきた疲れを癒すことができます。ウっふぅ〜ん♥
伏見稲荷大社(本殿)から京都・荒木神社へのアクセス(行き方)「徒歩」(地図つき)
荒木神社は伏見稲荷大社の裏山(稲荷山)を参拝した際、三つ辻から熊鷹社へ行く道を通らずに逆の道で本殿を目指した道の途上にあります。
ちかくに豊川稲荷神社があります。
直で荒木神社へ参拝される場合は、伏見稲荷大社の裏参道商店街を抜けて稲荷保育園と弓矢八幡宮を目指して歩いた先にあります。
民家の間を抜けて歩いていくことになりますので、初めての方は迷われるかも知れませんので、下の地図をダウンロードして見ながら歩いてください。
- 距離:700メートル
- 所要時間:11分
JR稲荷駅から京都・荒木神社へのアクセス(行き方)「徒歩」(地図つき)
上記と同じく、伏見稲荷大社の裏参道を抜けて行きます。お産場稲荷を通ってさらに稲荷山へ上がる道を進んだ先にあります。
- 距離:750メートル
- 所要時間:12分
伏見稲荷・荒木神社へのお問い合わせ先「住所・電話番号・営業時間・定休日」
住所:〒612-0805京都府京都市伏見区深草開土口町12-3
電話番号:075-643-0651
営業時間(社務所):9時から16時30分
拝観可能時間:24時間可能
定休日:年中無休