伏見稲荷大社に雷神と龍神を封じ込めた「雷石」がある?

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あまり知られていないが、稲荷山中腹に雷公(らいこう/雷神)を封じ込めたと伝わる高さ約3メートルもの「雷石」と呼ばれる巨石があり、俗に「霊石稲荷」とも呼ばれ〜る。

⬆️階段を踏み外して人生最大のダサぃコケ方を晒してクス笑ぃされたが、「な〜んちゃってネ!」‥などと、負けん気強いセリフを吐き捨てた瞬間の背中の滝汗具合ほど噂の‥「雷石」

本項はこの雷石について述べるものであ〜る。

稲荷神は蛇?

実は稲荷神が蛇の姿をした「神蛇(しんじゃ)」とする見解もあり、太古の我が国の信仰と密接な関係性が現代にまで踏襲されているとする。

龍雷神信仰

民俗学者の山上 伊豆母(やまかみ いずも)氏の見解によると、日本人の原初的信仰の一つに龍雷神信仰というものがあり、これが稲荷山にも例えられるとする。

日本書紀の雄略天皇の条には、雄略天皇が突如、三諸岳(みもろのおか/三輪山:奈良県桜井市)の神をこの目で見てみたぃと臣下へわがままを告げたことが記される。

臣下は困り果てたが、剛勇無双で知られた少子部蜾蠃(ちいさこべのすがる)に白羽の矢を立て、蜾蠃は早速、三諸岳へ登ると、山上にいた大蛇を捕らえて皇へ献上した。

ところが天皇は斎戒(さいかい/心身を清浄にするために清める儀礼)をしなかったので大蛇は非礼に怒って雷鳴を轟かせ、目を光り輝かせた。

その様子を見た雄略天皇は恐れ慄いて目を覆ってしまぃ、殿中にお退きになられ、少子部蜾蠃は大蛇を山(三諸岳)へかえしたのだった。

‥‥というわけで、すでに察しの通り、この大蛇は山の神であり、斎戒もせずに神前に立った雄略天皇を許さなかったという解釈となる。

ただ、この大蛇は単なる山神ではなく、雷を落としたことから龍であって雷神でもある「龍雷神」とされる。




稲荷山のお塚自体が雷神?

稲荷山には無数に築かれた通称・お塚があるが、これらは原初的自然信仰の一つでもある岩石崇拝の表れであり、上記の雄略天皇の故事に倣えば稲荷山に無数ある岩石、一つ一つが山神(雷神)であるともいえる。

この雷石のようにいったい誰が何の目的で置いたのか?もしくは太古から当地にあったのか?‥など、稲荷山は謎に包まれた部分が多く、古墳が現存している実態を以ってしても、稲荷山は太古から我が国の信仰と密接な関係性があったとみれる。

別名で「剣石」とも呼ばれる

御劔社(長者社)の背後には、「御劔社」の名前の由来になったことを証明するかの如くに「劔石(つるぎいし)」と称する巨石があります。

「劔石」の名前の由来は、察しがつく通り、石の形が剣のように尖っていることから、「剣(つるぎ)」に似ているからです。 

雷石の場所

長者社(御劔社)の裏側に雷石(かみなりいし)という注連縄が巻かれたどデカぃ石コロ(巨石)があ〜る。


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