伏見稲荷大社の神厩舎に白馬がおった!

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伏見稲荷大社に白馬がおった!

あまり知られていませんが、伏見稲荷大社の境内には白馬がいます。場所は本殿の後方あたりで、千本鳥居への道の途上にあります。

以下ではこの謎の白馬についてご紹介しています。

伏見稲荷大社の白馬とは?

伏見稲荷大社には確かに白馬がいますが、残念ながら本物の白馬を模造した白馬像です。

しかし大きさや、細部まで極彩色で塗装され、本物さながらのリアル感を味わうことができます。

この白馬は本殿後方で隣り合うようにして建っている以下の2つの建物内で見ることができます。




伏見稲荷大社・神馬舎その1

創建年

  • 1938年(昭和13年)
建築様式(造り)

  • 入母屋造り
  • 妻入り
屋根の造り

  • 銅葺
御祭神

  • 神馬

伏見稲荷大社・神馬舎その2

創建年

  • 1862年(文久元年12月2日 – 文久2年11月11日/江戸時代後期)
建築様式(造り)

  • 入母屋造り
  • 妻入り
屋根の造り

  • 瓦葺

伏見稲荷大社の中で白馬が祀られている理由

伏見稲荷大社の中で白馬が祀られている理由は、この馬たちは白馬ではなく「神馬(しんめ)」と呼ばれる神様に奉納するための馬だからです。

馬が移動する際の主となる乗り物だった頃、馬を神社に奉納することで天気をコントロールする術を得られたとも云われます。

  1. 雨を祈雨するなら:黒馬を奉納する
  2. 晴れを願うなら:白馬を奉納する

この他、必ずしも白馬や黒馬ではありませんが、かつて武士たちは自らが信仰した寺社へ戦の戦勝祈願に馬を奉納したそうです。

伏見稲荷大社に馬が実際に奉納されたのかは定かではありませんが、太閤秀吉の御願社であったことから手厚い庇護を受けていたのは間違いありませんので、ひょっとしたら秀吉公から馬の1頭や2頭奉納があったのかもしれません。

このような神厩舎もしくは神馬舎があるということは、かつて実際に神馬が奉納されていた名残りなのかも知れません。

神馬舎にはなぜか大量の名刺が入れられている

気になるのが神馬舎の中に大量に投げ込むように入れられている名刺です。よく見れば会社の名前と個人の名前が見えます。

名刺が投げ込まれている理由は伏見稲荷大社が商売繁昌のご利益を持つ大社であり、商売繁昌を祈願して投げ込んでいるようです。

中にはアイドルの写真やキャバクラ嬢ともみられる可愛いぃ〜名刺なども見えます。

ただ、個人的には名刺を堂舎内へ投げ込んで、はたしてご利益を得られるのか?と、少し疑問が生じます。

これらの名刺は「名刺を投げ込んでください」とも書かれていないので、勝手に投げ込んでいるわけであり、溜まってきたら当然、誰かが掃除しなくてはいけないので、つまり神社の方にとって手間が増えるわけです。

くれぐれも名刺を投げ込む際は、神社の方に聞いてから投げ込むようにしてください。

伏見稲荷大社・神厩舎(神馬舎)の場所(地図)

神厩舎および神馬舎は、本殿の裏側に並んでいます。

  • 本殿から徒歩約1分
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