京都・伏見稲荷大社「薬力社」

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京都・伏見稲荷大社「薬力社」

創建年

江戸時代後期

御祭神

薬力大神

例祭

11月16日:13時(火焚祭)

伏見稲荷大社・薬力社の読み方

薬力社は「やくりきしゃ」と読みます。

伏見稲荷大社・薬力社の御祭神「薬力大神」とは?

薬力大神は稲荷山の神々と同じく、巨大な大石です。注連縄が巻かれていますが、名前が記載されていないので分からない方もいると思います。

ただし、薬力社の名前自体が薬にちなんだ名前であり、その薬となっているのが下記でご紹介する湧き水であることから、この神様の実態は水に宿る神だといえます。

薬力社(薬力大神)のご利益

  • 健康長寿
  • 無病息災
  • 薬局、製薬会社の関係の仕事運の向上・繁栄
  • 飲薬する際のトラブル除災

「薬力」の本意(意味)とは?

「薬力」と書いて、その本意とは「薬の力に頼らなくてもよい、健康な毎日が送れるように」‥‥などと祈念するための社と云われる。




薬力社の見どころ

薬力社の滝

伏見稲荷大社・薬力社の「湧水」

薬力社のすぐ近くには「滝」があります。

この滝は、その昔、稲荷山の行場(修行の場所=滝行)として使用されていたと云われています。

現在では、ただ滝が流れているのみで実際に行場としては、頻繁に活用はされていないようです。

ちなみに、この行場は稲荷山で1番最奥の行場とされています。

なお、伏見稲荷大社では「滝行」の受付をしているようです。

滝行をされる場合は、事前予約が必要となります。

伏見稲荷大社「滝行」予約申し込み先(御膳谷奉拝所)

  • 電話番号:075-641-2755
  • 住所:京都府京都市伏見区稲荷山官有地

薬力社の「湧水(ご神水)」

薬力社の側には湧水が出ています。この湧水を飲むと健康で長生きができると云われています。

また、飲薬の際にこの水で薬を飲むと効き目が倍増して治りが早いそうです。

他にも、発熱の時にこの水でおデコを冷やすと、熱が上がりにくくなり、下がりやすいと言われています。

湧き水(ご神水)を持って帰りたい場合

湧き水が欲しい場合は、薬力大神の前にある下記のお店「薬力亭」さんで無料でもらうことができます。空いたペットボトルをお持ちであればお店に行けば、すでに用意された薬力社の湧き水を無料でいただけます。

「薬力亭」

薬力社の近くには、「薬力亭(やくりきてい)」と称するお店があります。江戸時代後期あたりから営業されている創業100年余の古い歴史を持つお店です。

このお店の前には、参道を挟むようにしてお茶席が設けられており、ここで薬力社の湧水(ご神水)で作られた「ゆでたまご」が販売されており、食べることができます。

この「ゆでたまご」の名前は「薬力健康たまご」と呼称し、薬力亭1番の名物でもあります。

薬力亭の「薬力健康たまご」

伏見稲荷大社・薬力亭ゆでたまご「薬力健康たまご」は、通称「健康たまご」というネーミングで親しまれており、稲荷山を参拝した折は、食べる!もしくは お土産として買って帰る!のが習わしになっているようです。

値段は1個80円で、たまごは「京都産の赤たまご」を使用しています。卵の黄身が喉に引っかかって死にそうにならないように、ほうじ茶がセットになっています。素晴らしい配慮です。

味は…「たまごの味」がします。

ハマると1日に「10」とかイケます。

「薬力健康たまご」のご利益

薬力健康たまごのご利益は、薬力大神と同様に健康長寿・病気平癒・薬品を扱う関係のお仕事運の向上と繁栄です。

薬力社へ参拝した折には是非!




薬力亭の「薬力コーヒー」

薬力亭では、メニューとして上述した薬力社の湧き水を使用したコーヒーもあります。

ホット、アイスと選択できますので年中、薬力コーヒーを楽しむことができます。

あまり知られていませんが、意外にマッチするのが「たまごコーヒー」!!

是非、薬力たまごとコーヒーをセットで注文してみてください。

「たまごコーヒー」とは?

たまごコーヒーとは単純にたまごとコーヒーを同時に口にブチ込んでモグモグ、ゴっくんすることです。

たまごの黄身の濃厚な味と程よい塩味、そしてコーヒの苦味が、なんとも言えない香ばしいハーモニーを生み出します。

 たまごコーヒーのやり方

  1. まず、たまごに塩をかけます。
  2. そしてたまご一口パクっ
  3. 次にすかさずコーヒーをズズっ..アチっ!
  4. 次に口でグジゅグジゅ、モグモグ..
  5. そしてゴクっ。
  6. ・・旨っ!キターーぁ!

・・こホンっ!

是非!お試しあれ!

薬力亭のメニュー一覧

  • ゆでたまご(ほうじ茶つき):1つ80円
  • グリーンティーと和菓子セット:400円
  • あまざけ:400円
  • 京都限定コカコーラ:200円
  • 薬力コーヒー:400円

薬力亭の「よだれかけ」

他にも、薬力亭では「キツネ像」の首の部分にかける「よだれかけ」も販売しています。

この「よだれかけ」に自分の名前や年齢、住所と願い事を書いて、「キツネ像の首」にかけて奉納します。ヨダレだら~

  • 値段:1つ250円

薬力亭で販売されているもの

薬力亭オリジナルのキーホルダー

鳥居とキツネの刻印が入った円形にカットされた牛革がキーホルダーになっています。薬力亭オリジナルのデザインだそうです。

  • 値段:1000円
薬力亭オリジナルの手ぬぐい(本染)

「稲荷山の地図」と「朱色の鳥居とキツネ」がデザインされた2種類ある手ぬぐいです。いずれも薬力亭オリジナルのデザインだそうです。

  • 値段:1000円
薬力の湯(漢方の入浴剤)

伏見稲荷大社・薬力湯

アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気平癒に効果があるとされる「薬力の湯(漢方の入浴剤)」です。

六瓢箪

  • 値段:お1つ1000円

 

六瓢箪は「むびょうたん」と読み、6つの瓢箪がセットで1つになったお守りです。

六瓢の意味とは、「無病(むびょう)」と「六瓢(むびょう)」を「ゴロ合わせ」したもので、ご利益は無病息災です。

瓢箪(ひょうたん)は古来、病や厄災を吸い取ってくれる縁起物とも云われています。

例えば、京都清水寺近くの三年坂(さんねんざか)では、坂の途中で転ぶと「三年以内に死ぬ」というジンクスのような言い伝えがあります。

しかし万が一、「あ!」などと小汚い奇声をあげながら転んでしまった際、ひょうたんを持っていれば「三年以内で死ぬ」という厄災を吸い取ってくれて、死をまぬがれると云われています。

現に坂の入り口には「ひょうたん屋」と呼称する店があり、この店では多数の瓢箪が販売されています。

瓢箪は古来、闘病中で飲薬中の方や、体内で生成される抗体が乏しく病原菌に侵されやすい子供を病気から守護するといったご利益があります。

これらのご利益はいずれも「悪いモノを吸い取ってくれる」という御利益が影響していることに他なりません。

伏見稲荷大社・薬力亭へのお問い合わせ先「住所・電話番号・営業時間・定休日」

  • 住所:京都府京都市伏見区稲荷山官有地
  • 電話番号:075-641-3846
  • 営業時間:8時~18時まで
  • 定休日:年中無休

伏見稲荷大社・薬力社の場所(地図)

伏見稲荷大社・薬力社の場所は、稲荷山の「四ツ辻」を真っ直ぐ登って約10分進んだ先にあります。

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