京都・伏見稲荷大社「御旅所」

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京都・伏見稲荷大社「御旅所」

伏見稲荷大社「御旅所01

設計者

  • 株式会社馬庭建設事務所
施工者

  • 株式会社北村工務店
工事期間

  • 約7ヶ月
発願者

  • 伏見稲荷大社

京都・伏見稲荷大社「御旅所」の読み方

伏見稲荷大社「御旅所」の読み方は「おたびしょ」と読みます。

京都・伏見稲荷大社「御旅所」の歴史・由来

実は伏見稲荷大社の「御旅所」は伏見稲荷大社の境内から少し離れた場所にあります。

伏見稲荷大社からですと、距離にして約3.3Km、所要時間にして徒歩で約40分ほどかかります。

場所は、京都駅から徒歩約5分ほどの距離の場所です。

その他、周辺には「東寺(教王護国寺/きょうおうごこくじ)」があります。

伏見稲荷大社の御旅所は、安土桃山時代まで2つあったそうですが豊臣秀吉の命令によってこの御旅所1つになりました。

京都・伏見稲荷大社「御旅所」の役割り

「御旅所」と言うのは、何も伏見稲荷大社だけにあるのではなく、日本全国のわりと規模の大きい神社であればあります。

御旅所の役割りは、主に大きな祭事(お祭り)でのお神輿が出発する場所であり、神様の神霊をお神輿の中へ奉安するなどの準備を整え待機させる場所でもあります。

伏見稲荷大社のお祭りでお神輿が出てくるお祭りと言えば「稲荷祭」です。

稲荷祭では、稲荷祭の中の祭事である「神幸祭(しんこうさい)」「氏子祭(うじこさい)」と「還幸祭(かんこうさい)」と共にお神輿(神様)の巡幸があり、御旅所が利用されます。

伏見稲荷大社・御旅所の見どころ

御旅所の期間限定の御朱印

この御旅所には期間限定で御旅所オリジナルの御朱印が授与されます。その期間となるのが、後述する「稲荷祭」の期間中です。

  • 授与場所:伏見稲荷大社・御旅所の境内社務所
  • 授与期間:4月20日最近の日曜日11:00〜5月7日後宮祭10:00〜まで※約2週間
  • 授与時間:8時30分頃〜16時30分頃
  • 初穂料(値段):300円

期間中の御旅所の社務所窓口は、概ね上記の時間で営業されています。
もし御朱印の授与希望で上記時間外に訪れる場合は、伏見稲荷大社の方へ電話して確認してみてください。

  • 電話番号:075-641-7331(伏見稲荷大社・社務所)

「特殊なお神輿の巡幸」

伏見稲荷大社のお神輿の巡幸は、私たちが知るお神輿の巡幸とは違います。

伏見稲荷大社のお神輿は人の手でワッショイ!ワッショイ!と担ぐだけではなく、なんと!大型トラックでも巡幸します。

つまり、トラックの荷台にお神輿を担いで乗せて御旅所まで運びます。

そして、お神輿をトラックの載せたまま、再び伏見稲荷大社まで巡幸します。

伏見稲荷大社「御旅所」トラックトラックの数も驚くことになんと!大型トラックが数十台と言う京都一、いや日本一のトラックを用いたパレードです。

実は、トラックを使用するのにも理由があり、現在の伏見稲荷大社の境内の周辺付近は、京都・藤森神社の巡幸する地域(氏子地域/その神社の地域に住む住民のこと)とされています。

伏見稲荷大社の巡幸地域は、少し離れた上述の京都駅と東寺の付近の御旅所を起点とした地域になります。

したがって、御旅所まで神輿を移動しなければならず、やむを得ずトラック巡幸と言う形式となっています。

ただ、室町期や平安期には神輿を300人以上もの人数で担ぎ上げて巡幸したそうです。

稲荷祭と東寺・空海の深い縁

京都・東寺あまり知られていませんが、東寺を創建したのは弘法大師・空海であり、その空海は東寺しいては真言密教の守護神として稲荷神(ダキニ天)をお祀りしています。

空海は稲荷神を自らの真言宗の仏様「ダキニ天」と習合させて、日本全国に真言宗を伝えると共に稲荷神(稲荷信仰)も布教しています。

空海は東寺の五重塔やお堂を造営する際、稲荷山の木々を伐採してまい、稲荷神の怒りをかいますが、稲荷神を稲荷山にお社を築いてお祀りすることで怒りを鎮めています。

一説では、この時に空海が造営したお社が、現在の伏見稲荷大社の前身であると云われています。

ちなみに、その時の話がこんなお話です。

稲荷大神と空海

東寺の再建の最中、1人の老人と男女の童が、東寺にいる空海のもとへやってきました。

その老人は「稲の束」を背負い、「杉の葉」を手に持っていたそうです。

空海はその老人を一目見て、稲荷神(稲荷老翁)とその神使であることが分かりました。

そして、その老人の一行に「宿」を用意して丁重にもてなしたそうです。

その後に、すぐさま稲荷神をお祀りしたという話です。

きっと稲荷神も空海がどのような人物かを見定めていたのでしょう。

ただし、この話には諸説あり、この時の老人は空海が中国(唐)へ渡った際にインドで出会った「お釈迦様」であると言う説もあります。

そしてこの時、空海が稲荷神をもてなした由来に因んで、現代でも神輿に鎮座された稲荷神が東寺を通るときは、必ず東寺の僧侶がお供え物を捧げることになっています。

なお、この習わしは、例年5月3日の「還幸祭」と言う神事で執り行われています。

実は、空海と稲荷大社とのつながりは他にもあり、なんとぉぅっ!空海の母親が荷田氏の血族であった事実はあまり知られていません。

荷田氏とは、稲荷大社の神官の一族で、稲荷大社を創建した秦氏の末裔と云われています。

自らの母親が稲荷大社を創建した秦氏(荷田氏)の血族であったこともあり、母親の死後は稲荷神(ダキニ天)に例えて自らの宗派の守護神と定めたのかも知れません。


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伏見稲荷大社・御旅所と稲荷祭

伏見稲荷大社の大祭の1つに「稲荷祭」があります。

稲荷祭は、平安時代の850年頃から続く、日本でも最古の部類のお祭りです。

稲荷祭は、大きく3つに分かれており「稲荷神幸祭」と「氏子祭」「稲荷還幸祭」とに分かれます。

そしてこれらのお祭りを総称して「稲荷祭」と称します。

しかし厳密には、5月4日に執り行われる「後宮祭」までもを含めたものが、稲荷祭であると言えます。

 伏見稲荷大社「稲荷神幸祭」

「稲荷神幸祭」は、4月の半ば頃の日曜日に行われる稲荷祭の1番最初に行われる祭事です。

伏見稲荷大社の境内で午前11時頃から神様の分霊を5基のお神輿へお遷し巡幸する儀式です。

なお、これらの伏見稲荷大社のお神輿巡幸の起源とは、空海が稲荷神をお祀りする際に、神輿に乗せて巡幸することを誓ったとも云われております。

5基の神輿の種類と氏子地域(巡幸場所)

  • 田中社(不動堂)
  • 上社(東九条)
  • 下社(塩小路・中堂寺)
  • 中社(西九条)
  • 四大神(八条)

5基の神輿を乗せたトラック数十台が、午後14時に伏見稲荷大社を出発した後、伏見稲荷大社の氏子区域を巡幸して御旅所へ入ります。

伏見稲荷大社・稲荷神幸祭その後は奉安殿に一時的に安置されます。

 伏見稲荷大社「氏子祭」

そして、稲荷神幸祭から、約2週間ほど経った来る5月2日の午後13時頃になると、準備を終えた5基の神輿が、今度は人の手によって一斉に巡幸へ繰り出します。

まさに、稲荷祭の1番の見所です。

伏見稲荷大社・氏子祭5月2日までの2週間は御旅所にて、お神輿の入念な準備が行われています。

「氏子祭」の巡幸では、伏見稲荷大社の氏子区域を、区域の氏子さんたちの手により巡幸されます。

「京都3大祭」に数えられるだけあって、大迫力のお祭りです。

京都の3大祭

  • 賀茂祭
  • 祇園祭際
  • 稲荷祭

伏見稲荷大社の巡幸地域は、現在の京都駅の周辺付近になります。

5基の神輿がそれぞれ異なるルートを巡幸します。

巡幸を終えたお神輿は、伏見稲荷大社に還るのではなく、再び御旅所に還ってきます。

すなわち巡幸ルートは「御旅所⇒氏子区域⇒御旅所」と言う形になります。

この氏子祭から還幸祭にかけて見学者の数がもっとも多く、もっとも混雑します。

そして、氏子祭・還幸祭の大きな見どころが「露店(屋台)」です。

御旅所の周辺・付近に、たくさんの屋台が立ち並び、さらに賑わいをみせます。

氏子祭・還幸祭は、ちょうどゴールデンウィークと重なることもあり、例年、混雑必須のお祭りです。

 伏見稲荷大社「還幸祭」

還幸祭では、いよいよ神様を伏見稲荷大社のお社へお還しする祭事です。

しかし、御旅所から直接、伏見稲荷大社にお還りいただくのではなく、まずは京都駅付近の「東寺(とうじ)」へ、神様をお乗しせた5基の神輿が向かいます。

東寺では、僧侶から神様への「神饌(しんせん/供え物)」の奉納があります。

東寺 稲荷祭 奉納上記の弘法大師・空海と稲荷大神の話に因んだ儀式です。

この儀式のあと、再び伏見稲荷大社までの道のりを、お還り巡幸をされます。

最後に、神様の分霊をお載せした、5基の神輿(トラック)が伏見稲荷大社の境内へ到着します。

伏見稲荷大社・還幸祭

 伏見稲荷大社「後宮祭」

後宮祭は本殿にて午前10時頃から執り行われます。

後宮祭では、稲荷祭が無事に終了したことをご報告し、神様をもとの各・お社へお戻しする祭事です。

そして、後宮祭をもって稲荷祭は完全な終了となります。

伏見稲荷大社・御旅所のお問い合わせ先(住所・電話番号・定休日・拝観時間)

  • 住所:京都市南区西九条池ノ内町98
  • 電話番号: 075-681-2616
  • 営業時間: 24時間拝観可能
  • 定休日:年中無休
  • URL: http://inari.jp

伏見稲荷大社から御旅所へのアクセス・行き方「徒歩・バス・電車」

「徒歩」

伏見稲荷大社・御旅所から伏見稲荷大社へのアクセス・行き方

  • 所要時間:約40分
  • 距離:3.3Km

「バス」

伏見稲荷大社

↓徒歩約6分・500m

稲荷大社前バス停
京都市営急行105系統京都駅前行きへ乗車

↓所要時間:約8分

京都駅八条口バス停で下車

↓徒歩約8分・距離650m

伏見稲荷大社・御旅所

  • 所要時間:25分
  • バス料金:230円

「電車」

伏見稲荷大社

↓徒歩:所要時間約3分・距離200m

JR稲荷駅
京都駅行きへ乗車

↓5分・2駅

JR京都駅

↓徒歩約10分・距離900m

伏見稲荷大社・御旅所

  • 所要時間18分
  • 電車料金:140円

京都駅(八条口)から伏見稲荷大社・御旅所へのアクセス・行き方「徒歩」

  • 京都駅八条西口(西側)出口から徒歩約7分
  • 京都駅八条口出口から徒歩約9分

近鉄奈良線・東寺駅から伏見稲荷大社・御旅所へのアクセス・行き方「徒歩」

  • 東寺駅出口から徒歩約5分

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