京都・伏見稲荷大社には意外な見どころがあった!!境内のオススメ参拝コースも地図付きでご紹介!

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京都・伏見稲荷大社には意外な見どころがあった!!境内のオススメ参拝コースも地図付きでご紹介!

伏見稲荷大社の創建は古く太古の昔です。

以降、江戸時代に稲荷信仰に火が付き、その結果、稲荷社が異常なまでに増加し、現在では日本全国に3万もの分社が存在します。

明治時代までは「伏見稲荷神社」の名前で知られていましたが、現在は「伏見稲荷大社」と名前を改めて日本全国にある稲荷神社の総本宮として存立しています。

この伏見稲荷大社は一般的には千本鳥居が有名ですが、千本鳥居以外にもたくさんの見どころがあります。

以下では、そのたくさんの伏見稲荷大社の見どころを惜しみなくご紹介していますので、是非、ご参拝の際の参考にしてみてください。

伏見稲荷大社の境内図と回り方①本殿参拝と千本鳥居周辺

第一鳥居(大鳥居)→お茶屋楼門外拝殿本殿・内拝殿権殿
→上末社(荷田社両宮社五社相殿長者社)→玉山稲荷社白狐社奥宮
千本鳥居奥社奉拝所(おもかる石)伏見神宝神社

※御朱印・お守りは本殿脇の社務所で授与されています※

 伏見稲荷大社・境内案内図

こちらのページでは、伏見稲荷大社の境内の見どころを、主な社殿が集まっている山麓エリアと、7つの神蹟(しんせき)めぐりをしながら登山できる稲荷山、そして、下山後に通る道々の3つのエリアに分けてご紹介していきます。

それでは、まずは山麓エリアの見どころを、おすすめの参拝ルートに沿って見ていきましょう!

山麓エリアの見どころ

「第一鳥居(大鳥居)」

伏見稲荷大社の表参道に入り、最初にくぐるのが第一鳥居(大鳥居)です。

現在の第一鳥居は、柱の根元に1972年(昭和47年)の奉献である旨が記されていますが、それ以前にも同じ場所に鳥居が建っていたようで、江戸時代の史料にも描かれています。

以前は木造だった可能性がありますが、現在の第一鳥居は、強度重視ということで、コンクリート造となっています。

第一鳥居をくぐり、表参道を進んでいくと、楼門の手前に、1960年(昭和35年)に奉献された第二鳥居もあります。

ただ、現在の第二鳥居が初代なのか、先代がいるのかはわかりません。

少なくとも、第一鳥居が描かれている江戸時代の史料には見えないので、第一鳥居よりも歴史の浅い鳥居なのだと思われます。

この2つの鳥居は。島木と柱の間に台輪(だいわ)がある台輪鳥居(だいわとりい)と呼ばれる様式の鳥居です。

柱の下の方に黒塗りの板が巻かれているのは、伏見稲荷大社を始めとする全国の稲荷神社でよく見られる、「稲荷鳥居」と呼ばれる様式の鳥居の特徴でもあります。

「お茶屋」【重要文化財】

JR稲荷駅前の第一の鳥居をくぐり抜け、さらに直進した先に見える第二の鳥居をくぐったその右脇には「お茶屋」があります。

江戸時代に建てられた歴史ある建物ですが、創建当初からお茶屋だったわけではなく、当初は後水尾天皇の別邸でした。

しかし、1641年(寛永18年)に、後水尾天皇自身が、直臣であり、稲荷大社目代でもあった羽倉延次(はくらのぶつぐ)に別邸を下賜されています。

その後、しばらくは目代の邸宅として使用されていたようですが、1926年(大正15年)に伏見稲荷大社が購入し「貴賓館(きひんかん)」として利用されています。

そして、貴賓館として使用されなくなった後、現在見るようなお茶屋として一般公開されています。

尚、このお茶屋は、1964年(昭和39年)に「重要文化財」の指定を受けています。

「お茶屋」の特徴
  • 書院作りの茶室で庭園は「回遊式庭園
  • 屋根の造りは「桧皮葺」

ただし、このお茶屋は通常は非公開であり、一般公開は期間限定となっています。

また、公開の際でも写真撮影が禁止になっている部分もあります。

お茶屋が一般公開される日程は、例年、4月下旬から5月です。

一般公開された時には、中でお茶をいただきながら、腐敗臭がするヨダレを垂らしながらボ~っと回遊式庭園を眺めることもできます。是非!

「楼門」【重要文化財】

京都・伏見稲荷大社の「見どころ・見学(参拝)所要時間と境内の観光コース(順路)」【地図付き】

伏見稲荷大社の境内への入り口を守護する門が、この楼門です。

この伏見稲荷大社の楼門は、日本全国の寺社に現存する楼門の中でも最大規模の大きさぼ見事な門です。

  • 楼門の高さ:約15メートル
  • 楼門の幅:約10メートル

楼門は神社創建当初から存在したわけではなく、1589年(天正17年)に豊臣秀吉により造営されたと言われています。

長年、この楼門が建立された年代は「不明」だったそうですが、1973年(昭和48年)に執り行われた楼門解体修理の際に、なんと!「天正十七年」と書かれた墨書きが発見され、この発見により、造営年が明らかにされています。

尚、楼門の「楼」とは、高い位置から物見を良くするために造られた矢倉のことを指します。

他には楼閣の「楼」の意味合いもあります。

楼門と、両脇に接続する南廻廊・北廻廊は、それぞれ、国の重要文化財に登録されています。

「楼門」の両脇には謎の人像がある!

伏見稲荷大社の門の両脇には、人型の像が安置されています。

このように門に置かれる像としては、仁王像が有名ですが、こちらは「随身像(ずいじんぞう)」と呼ばれる像です。

  • 正面表側から見て右側に安置されている像が「左大臣像
  • 正面表側から見て左側に安置されている像が「右大臣像

この2体の随身像をよく見ると、口が開いている像と、閉じている像があることに気づきます。

これらの像は、姿形こそ異なりますが、仁王像の思想を受け継いでおり、阿吽の形式を2体の像で表現しています。

造立さられた正式な年代は不明とされていますが、随神像の作例は江戸時代に多いことから、江戸時代に制作され、安置されたものと考えられています。

「外拝殿」【重要文化財】

伏見稲荷大社には、2つの拝殿があります。

1つがこちらの外拝殿(げはいでん)で、もう1つが本殿の前に建つ内拝殿です。

表参道(楼門)の方から見ると、外拝殿、内拝殿、本殿が一直線に並ぶ構図となっています。

このうち外拝殿は安土桃山時代の1589年(天正17年)に造立され、江戸時代末期の1840年(天保11年)に再建された建物で、国の重要文化財に登録されています。

なお、外拝殿は、祭事の際の神楽が披露される舞台として利用されており、通常は誰もいませんし、柵の中に入ることもできません。

黄道12星座の吊り燈籠

外拝殿は舞台なので、神楽が奉納されていない時には内部に何もなく、特に注目しない人も多いのですが、実は、ここには隠れた見どころがあります。

それは、軒下の吊り燈籠です。

吊り燈籠は12基あり、それぞれ、黄道12星座(太陽の軌道上にないへびつかい座を除いた星座)のデザインとなっています。

おうし座のデザインの吊り燈籠

ぜひ、ぐるっと一周回って、12種類の絵柄を確認してみてください。

「本殿」【重要文化財】・「内拝殿」

伏見稲荷大社の今のような本殿は、鎌倉時代に造営されたと言われていますが、それ以前のことはよくわかっていません。

なぜなら、室町時代の1467年(応仁元年)に勃発した応仁の乱で、境内の社殿も資料も、そのほとんどを焼失しているからなのです。

現在の社殿は、その応仁の乱後に再建されたもので、江戸、明治、大正、昭和と屋根の新造や社殿の修理が行われてきました。

本殿の前には内拝殿があり、本殿の様子を正面から見ることはできません。

ただ、側面に回れば、屋根が前方へ伸び、美しく曲線を描いている「流造」の建物だということがわかります。

緑色の連子窓、千木・鰹木の代わりに箱棟を置いた屋根など、寺院建築の要素も取り入れられているのも本殿の特徴で、このような建築様式を特に「稲荷造り」と呼ぶこともあります。

一方、内拝殿は、1961年(昭和36年)に造営された、比較的新しい建物です。

本殿と内拝殿を斜め後ろから見たところ。右奥にあるのが内拝殿。

内拝殿正面の唐破風の向拝は、元々は本殿に付いていたものですが、内拝殿が建てられた時、こちらへ移されました。

軒下にある極彩色の彫刻は、見どころの1つです。

内拝殿の唐破風

伏見稲荷大社・本殿の御祭神とご利益

主祭神はお稲荷さんこと宇迦之御魂大神(稲荷大神)で、他に相殿として4柱の神々を祀ります。

宇迦之御魂大神は食物を司る神で、五穀豊穣農業繁栄、そして、商売繁盛家内安全などのご利益があるとされています。

他に、食物神である田中大神、農業神である四大神、接客業・芸能・商売繁盛の神である大宮能売大神、開運招福の神である佐田彦大神(猿田彦命)も祀られています。


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「権殿」【重要文化財】

本殿の向かって左奥に建つ権殿(ごんでん)は、江戸時代初期の1636年(寛永13年)に建てられ、1959年(昭和34年)に移築された建物です。

江戸時代以前には、応仁の乱の被害に遭った本殿から御神体をお遷しし、安置するための御仮殿があったとされ、この御仮殿(おかりどの)が、権殿の前身と言われています。

現在も、権殿は、本殿の修繕の際などにご神体を祀る場所ですので、5柱の神々をそれぞれ祀るべく、神座が5つ、そして、参拝用の鈴も5つ設けられています。

大きさは若干小さいものの、本殿とよく似た造りの社殿です。

本殿を正面から見ることはできませんので、代わりにこの権殿をよく観察してみると良いかもしれません。

先ほどご紹介した、内拝殿の唐破風に見えるような、安土桃山時代〜江戸時代の流行りを取り入れた極彩色の彫刻は必見です。

「白狐社」【重要文化財】

権殿の向かって左側にある石段を登っていくと、左側に上末社と呼ばれる4つの小さなお社(荷田社両宮社五社相殿長者社)が並んでいます。

そして正面には玉山稲荷社があり、右へ進むと、この白狐社と奥宮が並んでいます。

本殿から見ると、ちょうど真後ろの辺りです。

白狐社は、「びゃっこしゃ」、あるいは、「しろぎつねしゃ」「しらぎつねしゃ」と読みます。

御祭神は、稲荷大神の神使である狐の神様、命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)です。

創建は平安時代と伝えられ、現在の姿になったのは江戸時代の1694年(元禄7年)とされています。

この再建の際に、元々は玉山稲荷社の側にあったものが、現在の場所に移築されました。

保存状態が良く、また、意匠的にも優れているということで、重要文化財に登録されています。

「奥宮」【重要文化財】

白狐社の隣に建つ奥宮は、創建年は不明ですが、安土桃山時代から江戸時代にかけて再建・修繕が行われたものと言われています。

御祭神は、本殿に祀られる5柱の神々のうち、主祭神として宇迦之御魂大神(お稲荷さん)、そして佐田彦大神と大宮能売大神の、合計3柱が祀られています。

したがって、神座(内陣)は3つで、建物の大きさは小さめになっていますが、他の点は権殿と非常に似た造りとなっています。

軒下の蟇股には極彩色の彫刻がほどこされ、金色の吊り灯籠もまるで権殿そのものであり、つまり、本殿に似せて造られた社殿だということがよくわかります。

稲荷山の見どころ一覧

「奥宮」を過ぎれば少し上り坂になっており、ここから千本鳥居へと向かう幾重にも連なって立っている別名「稲荷色」とも呼ばれる朱色の鳥居のアーチをくぐりぬけて、さらに山奥にある次のポイント「千本鳥居」を目指します。

奥宮を過ぎると山に入っていきますが、この山が俗称で「稲荷山」と呼称される山です。

かつて伏見稲荷大社が創建されたのは、この山の山頂付近であったとされ、そこから時代を下りながら、現在のような麓一帯に本殿が移され、本殿に次ぐ社格を持つ子社も移されてきたと伝えられています。

「千本鳥居」

伏見稲荷大社の千本鳥居は、あなたもご存知の通り、全国的に知られる鳥居のアーチです。

千本鳥居を背景に映画やCM撮影なども頻繁に行われることから、言わずと知れた伏見稲荷大社における超人気スポットです!

千本鳥居は左右で行きと往路(帰り道)とで分けられていますので、基本1本道です。しかしながら大人2人がすれ違うと少し窮屈さを感じるほど鳥居はそれほど大きくはないので、記念写真撮影をする時はくれぐれも前後の方に配慮した行動をお願いいたします。

土日祝日の昼頃になれば千本鳥居は激しく混み合いますので、記念写真の撮影をするときは三脚は禁止!自撮り棒も原則禁止です。

千本鳥居の数が本当に1000本あるのか疑問に思われる方もいると思いますが、実のところ本当に1000本あるのかは不明とされています。

一説では「クソほど多い(たくさんある)」という表現を「1000本」として例えたものと言われています。

古文書などによれば、江戸時代初期から中期には1000本もなく、「千本鳥居」としての名称が広まったのは、江戸時代後期から明治時代に初頭と考えられています。

ちなみにこの千本鳥居は崇敬者から奉納されたもので、この鳥居の柱には寄付した会社名、個人名などが記されています。

これを見ると、有名な企業や、芸能人などの有名人の名前もありますので、探すだけでも楽しめるかもしれません。

実際にアイドルグループなど、芸能人の名前を探すために、参拝に訪れる方もいるようです。

また、夜のライトアップされた千本鳥居も、伏見稲荷大社の大きな見どころの1つです。

幾重にも連なった「鳥居」の間には提灯が吊るされ、それらの提灯が夜になるといっせいに点灯します。

仄かな明かりに照らされた千本鳥居は、実に幻想的であり、胸の鼓動の高鳴りとトキメキを感じずにはいられません。

この光景を見るために、わざわざ夜に参拝する方もいるほどですので、是非とも記念写真を撮っていただきたいスポットと言えます。

「奥社奉拝所」の「おもかる石」

千本鳥居を通り過ぎた場所には、奥社奉拝所があります。

奥社奉拝所は、稲荷神が降臨された稲荷山三ケ峰を、遥拝(ようはい:少し離れた場所から拝む)する場所です。

稲荷信仰では、稲荷山自体が稲荷神の御神体であり崇敬の対象ですので、伏見稲荷大社にお参りする前後に稲荷山登山をされる方も多いのですが、登山しない場合も、こちらから、遙拝という形で、神聖な稲荷山に参拝できるというわけです。

ここの社務所の右奥に「おもかる石」と呼ばれる有名な石があります。

「おもかる石」とは、2つの石灯籠の頭(宝珠)の部分の石になります。

また、おもかる石の脇には看板(案内板)が立てられており、この案内板には以下のようなことが書かれています。

「石灯篭の頭(宝珠)を持ち上げて、持ち上げた時に予想よりも軽かったら近い日に願い事が叶う、重かったら叶なう日が遠い」

ちなみに、境内入口からこの「おもかる石」までは、徒歩約15分~20分ほどです。

最近は、伏見稲荷大社へ参拝する人が急増し、「おもかる石」を持ち上げるために千本鳥居の出口付近からすでに行列ができていることがあります。

ですので、「おもかる石」の占いをするのであれば午前中に、時間に余裕を持ってお出かけになることをオススメします。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社「おもかる石(重軽石)」
関連記事: 京都・伏見稲荷大社「奥社奉拝所(奥の院・おもかる石)」
関連記事: やっぱりあった!!京都・伏見稲荷大社 パワースポットはココだ!!

おもかる石は、伏見稲荷大社の7不思議の1つに数えられています。
その他の「不思議」は何なのでしょうか?以下のページ↓でご確認ください!
関連記事: 【実在していた】語られていない真実!!伏見稲荷大社の究極の七不思議と都市伝説!!

奥社奉拝所からほど近い、伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)にもお立ち寄りください。
オリジナルのお守りや御朱印もあります!
関連記事: 稲荷山登拝中に立ち寄れる】伏見神宝神社の場所や行き方と「御朱印(種類や値段)・境内見どころ」など

伏見稲荷大社の境内図と回り方②稲荷山登山・7つの神蹟めぐり

さて、千本鳥居を過ぎれば、いよいよ本格的に山道に入っていきます。地面が舗装されておらず、本当の山肌が見えた道を進んでいきます。

途中、階段もありますが、急勾配や急階段も多く、また、トイレも途中には幾つも設置されているワケではないので、できるかぎり麓でタンクをスッからカンにしておく必要があります。

ただ、所々で売店がありますので、売店でも休憩がてらトイレをお借りしたりできます。(すべての売店が借りれる訳ではありませんのであしからず‥

それと舗装されていない山肌が見えた山道が多く、前述したとおり、急勾配の道が非常に多いです。よってハイヒールでの入山はお控えください。危険です。それと参道にガードレールのようなものがあるワケではありませんので、転げると下まで転がっていきます。動きやすいカカトのある運動靴が理想的です。

道中には山蛭がいたり、夏にはなれば蚊も結構いますので、暑くても虫刺されを気にされる方であれば長袖を用意してください。

千本鳥居→値上がり(根上り)の松→新池(熊鷹社)→三ツ辻→荒神峰(田中社神蹟)→四ツ辻→三ノ峰(下之社神蹟)→間ノ峰(荷田社神蹟)→二ノ峰(中之社神蹟)→一ノ峰(上之社神蹟)
→御劔社(長者社神蹟)→おせき社薬力社・薬力亭御膳谷遙拝所神蹟)→眼力社・眼力亭

※山頂を目指す際に勾配が比較的緩やかなルートを通れる右回りのコースをご紹介していますが、四ツ辻から左回りのコースも選択可能です。

奥社遙拝所を過ぎ、「値上がりの松」を経て、「新池・熊鷹社」を見ながらまっすぐ進むと、三ツ辻に出ます。

ここが、稲荷山登山のスタート地点となります。

以下では、おすすめの登山ルート(右回り)に沿って、稲荷山の見どころをご紹介します。

ところどころに休憩所もありますので、急がず、無理せず、自分のペースで、登山と各所での参拝を楽しんでください。

7つの神蹟めぐりについて詳しくは、当サイトの以下のページ↓で詳しくご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社の「稲荷山の7つの神蹟めぐり」と「稲荷山参拝ルート」【稲荷山地図(MAP)】

※神蹟とは:神話の時代から神様が宿っていると言われる依り代(憑代)

「熊鷹社」

熊鷹社(くまたかしゃ)は新池のほとりにあります。

熊を祀っているの?鷹を祀っているの?と考えてしまいますが、ここの御祭神は「クマタカ(羽白熊鷹)」という名前の鷹の神様なのだそうです。

なぜ鷹の神がこの地に祀られているのか、詳しくはわかっていませんが、一説には、かつて貴族や皇族が羽白熊鷹を「熊鷹大神」と呼んで守護神の1柱として尊んでおり、この熊鷹大神を稲荷信仰に結び付けたのだと言われています。

熊鷹大神には、必勝商売繁盛のご利益があるとされています。

加えて、新池(別称:谺ヶ池(こだまがいけ))には、池の前で手を叩き、そのコダマが早く返ってきたら、行方知らずの人の居場所の手掛かりが掴めるとか、願いが叶うとかと言われています。

そのため、本殿や千本鳥居からはやや離れた場所ではありますが、パワースポットとしても人気です。

熊鷹社の歴史についても詳細は不明ですが、稲荷山にあるお塚の中では比較的古いもので、今のような屋根付きの参拝所が整えられる前は、小さな祠のみだったされています。

熊鷹社の詳しい場所、ご利益、参拝方法などは以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社「熊鷹社」
関連記事: やっぱりあった!!京都・伏見稲荷大社 パワースポットはココだ!!

熊鷹社を過ぎた先には三ツ辻と呼ばれる丁字路があり、街の景色を見下ろすのにとても良いスポットです。

近くには、神蹟めぐりの最初となる「荒神峰・田中社神蹟」があります。

「稲荷山・四ッ辻」

四ツ辻」は、稲荷山山頂へ続く参道の起点とも言える場所です。

「稲荷山」とは、伏見稲荷大社の境内後方に位置する山のことです。

古来、稲荷信仰では、この稲荷山に稲荷大神の御神体がお宿りされているとされ、篤く崇敬されてきました。

この四ツ辻は稲荷山の中腹に位置し、四ツ辻より上は山頂へ続く1本道(右回り・左回り可)となります。

さらに参道の坂も少し急になります。

この四ツ辻には、「仁志むら亭(にしむらてい)」という、有名な休憩処があります。

有名と言われるのも納得!

ぬぅあんと!!あの俳優の「西村和彦(にしむら かずひこ)」の実家でもあるからです。

また、この四ツ辻は、伏見の街の様相が一望できる場所でもあります。

時間的・体力的に山頂までは行けないという方も、この四ツ辻まで、足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

ここから先は、三ノ峰(下之社神蹟)、間ノ峰(荷田社神蹟)、二ノ峰(中之社神蹟)に参拝しながら、山頂へ向かいます。

三ノ峰(下之社神蹟

※御祭神は白菊大神、宇迦之御魂大神(お稲荷さん)と同一神。ご利益は商売繁盛など。

間ノ峰(荷田社神蹟

※御祭神は伊勢大神(天照大御神)。すべてのご利益(神徳)を持ち合わせる太陽神。
荷田社には、奴禰鳥居(ぬねとりい)と呼ばれる、珍しい形の鳥居があります↑↑。

二ノ峰(中之社神蹟

※御祭神は青木大神。稲荷大神の中の佐田彦大神(猿田彦命)と同一神。物事を良い方向へ導く「みちひらき(導き)の神」で、ご利益は開運招福など。


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「稲荷山・一ノ峰(山頂)」

「一ノ峰」は、稲荷山の山頂部分になります。

正式にはこの一ノ峰に鳥居があり、その鳥居から続く階段を昇った先が山頂になります。

山頂には、末廣大神を祀る上之社神蹟があります。

御祭神は、伏見稲荷大社・本殿に祀られる稲荷大神の中の大宮能売大神(おおみやのめおおかみ)と同一の女神で、伏見稲荷大社では主祭神である宇迦之御魂大神(お稲荷さん)に仕える巫女が神格化されたものと言われています。

ですので、商売繁盛金運上昇のご利益があるとされています。

ちなみにこの一ノ峰は「標高233メートルの地点」となります。

山頂にたどり着けば達成感が得られる!

山頂へたどり着くと達成感に満ち溢れる瞬間が訪れます。

全身に明日を生き抜く力が湧き出てきます。ファイヤ~~~~!!アチョーー!!アタぁ!ふぉぉぅ、アタぁ!

麓に位置する本殿から山頂までの所要時間は人よって異なりますが、だいたい、1時間30分ほどです。

よって本殿から山頂までの往路所要時間は、2時間30分から3時間ほどかかる計算になります。

なお、山頂には景色を見るための場所は設けられておらず、特に見晴らしがよいわけではありません。

山頂ではおみくじが引ける!

山頂ではおみくじが置かれていますが、これは無料で引けます。中から棒を取り出し、棒に書かれた番号の内容が書かれた一覧表を参照します。一覧表はおみくじの近くに貼られています。

稲荷山の「お塚」

一ノ峰を始めとする神蹟を中心に、稲荷山には、たくさんのお塚があります。

御膳谷奉拝所のお塚

お塚というのは一種の石碑で、稲荷山にあるお塚の多くは、崇敬者である「稲荷講(いなりこう)」の人々が奉納したものだと言われていますが、お塚の奉納がなぜ始まったのか、どんな意味があるのかは、よくわかっていません。

「稲荷山・御劔社(釼石・焼刃の水)」

一ノ峰から少し下ったところにある御劔社(みつるぎしゃ)は、長者社(ちょうじゃしゃ)とも呼ばれる神蹟の1つです。

元々は、伏見稲荷大社を創建した秦氏の祖先の霊をお祀りした社だったとされていますが、御祭神は加茂玉依姫(かもたまよりひめ)となっています。

加茂玉依姫は巫女さんの祖先神とされていますが、なぜこの場所に祀られているのかはわかっていません。

御劔社(長者社)には、社名の由来となった、以下のような見どころがあります。

「釼石」

社殿の傍には、「釼石(雷石)」と呼ばれる先の尖った石があります。

伏見稲荷大社の寺伝によれば、雷を封じ込めた石という事で「雷石」と呼ばれているようです。

  • 高さ:約3m

「焼刃の水」

刀工集団三条派の始祖である平安時代末期の刀工「三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)」が、一条天皇の勅命のもと、稲荷大神の加護を得て、伝説の名刀を鍛えたと言われている場所です。

宗近は完成した伝説の名刀を「名刀小狐丸(めいとう こぎつねまる) 」と名付け、一条天皇へ献上しています。

この時、宗近が小狐丸を鍛えるために使用したと伝わる井戸「焼刃の水」が、ここに蓄えらています。

釼石(雷石)や名刀子狐丸の由来などについて詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社「御劔社(長者社)」
関連記事: 【実在していた】語られていない真実!!伏見稲荷大社の究極の七不思議と都市伝説!!

「薬力社」と「薬力亭」

薬力社は、薬に関してのご利益がある社です。

御祭神として「薬力大神」と称される神様を祭祀しています。

現在闘病中の方で、薬を飲まれている方は、真摯に祈りを捧げることで薬の効果が倍増し、平癒が近くなると言われています。

また、この薬力社には湧き水があり、この湧き水を使用して「ゆでたまご」や「コーヒー」を用意してくれる「薬力亭」という休憩所が近くにあります。

参道は坂道の連続であり、道悪な箇所もある山道となりますので、身体を休めて一息つくには最適な場所です。

また、お土産にゆでたまごを持ち帰ることもできます。

なお、薬力社の少し上(山頂から見て手前)には、咳を直すという「おせき社」もあります。

併せてお参りください。

おせき社

御膳谷遙拝所(神蹟)

薬力社から少し降り、四ツ辻の近くまで来ました。

ここが、7つの神蹟めぐりの最後、御膳谷奉拝所(おぜんたに ほうはいじょ)です。

厳密に言うと、御膳谷奉拝所に神蹟(神々の依り代)はないのですが、稲荷山に宿る神々のため、古来、神饌をお供えするための準備が行われる神聖な場所であったことから、神蹟の1つに数えられているのです。

御膳谷奉拝所の奥の方には、御饌石(みけいし)と呼ばれる、神様に食事を捧げる「台」代わりの石があります。

大山祭でお神酒が御饌石に乗せられる様子

また、御膳谷奉拝所には、四ツ辻より上では唯一の社務所があり、お守りや、「御膳谷」の御朱印が授与されています。

御膳谷奉拝所のその他の見どころや伝統の「大山祭」、御朱印、お守りについては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社「御膳谷奉拝所」

「眼力社」と「眼力亭」

「眼力社」は、御膳谷奉拝所からすぐのところにあります。

ちょっと変わった名称ですが、その名の通り、目に関するご利益がある、神様が祀られるお社です。

神様の名前は・・もう察しがつきますね?

お分かりにならない方は少し考えてみてください。

・・

・・

残念~!ハズレです!

正解は「眼力大神」!!という神様です。

目に関するご利益とは、目が良くなる、目の病気が治る、あるいは「先見の明が備わる」「千里眼の能力が付く」などであるとされています。

お稲荷さんとは無関係のように感じられますが、古くから当地で祀られている神様であり、長年に渡って信仰が寄せられ、多くのご利益をもたらしてきた霊験あらたかな神様です。

なお、眼力社の付近には「眼力亭」なる休憩処が存在します。

この眼力亭ではちょっと風変わりなオリジナルグッズが販売されています。

眼力社のご利益の詳細や見どころ、眼力亭のお土産に関しては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社「眼力社」
関連記事: やっぱりあった!!京都・伏見稲荷大社 パワースポットはココだ!!

眼力社を過ぎれば、四ツ辻・三ツ辻はすぐそこです!


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伏見稲荷大社の境内図と回り方③稲荷山のその他のエリア

三ツ辻からそのまま下っていく道の脇にも、まだまだ神社があります。

中には伏見稲荷大社とは別の神社もありますが、御朱印やオリジナルのお守りを授与されている神社もありますし、同じ稲荷山に鎮座する神社ですので、ぜひ、訪れてみてください。

腰神不動神社(明竹稲荷宮)

腰神不動神社(こしがみふどうじんじゃ)と明竹稲荷宮(ひろたけいなりのみや)は、同じ敷地内に小さなお社を構えてはいるものの、別の神社です。

同じ場所には、明竹稲荷宮の子社である玉照社(たまてるしゃ)もあり、それぞれ別の神様を祭神としています。

明治時代に行者(修行をしている人)が創建した神社で、もともとはそれぞれの社殿を持っていましたが、老朽化のため修造することになり、2020年現在は新造された御仮殿(おかりでん)に合祀されています。

それぞれの御祭神とご利益は、以下の通りです。

腰神不動神社
  • 御祭神:腰神不動明王
    (足腰に関する病気を司る神様。仏教の不動明王と習合している。)
  • ご利益:腰の痛み・病気平癒
明竹稲荷宮
  • 御祭神:明竹稲荷大神
    (明竹(竹林の中に築かれた社:このお社)に祀られる稲荷大神という意味。伏見稲荷大社の稲荷大神の分霊。)
  • ご利益:五穀豊穣、商売繁盛
玉照社
  • 御祭神:玉姫稲荷大神
    (稲荷大神の御分神の女神。)
  • ご利益:女性の守護、芸能上達、恋愛成就

場所は、三ツ辻から3~4分歩いたところです。

御朱印も授与されています。

荒木神社

ここまで、小さなお社をいくつもご紹介してきましたが、こちらの荒木神社(あらきじんじゃ)は比較的大きな本殿と神楽殿、授与所、休憩コーナー、境内社などを持つ、稲荷山の中では大きめな神社です。

この地には、稲荷大神が稲荷山に降臨した時から、稲荷大神の荒魂(神の荒々しい側面)が祀られていました。

明治初期に、境内を現在のような形に整え、京都御所から移築した拝殿・本殿に、荒木大神、荒玉大神、白砂大神の3柱の神を祀っています。

他に、境内の口入稲荷(くちいれいなり)神社には口入稲荷大神が祀られています。

また、出世開運や一家繁栄のご利益があるという身守不動明王、腰痛を直してくれる足利稲荷大明神、出世見守不動明王と三十六童子、病気平癒・縁切りの神様である薬一大神、平和の神様・塡燹稲荷大神 (てんせん いなりおおかみ)と、個性的な多くの神々が出迎えてくれる、見どころの多い神社です。

口入稲荷神社

荒木神社の境内にある口入稲荷神社は、石造の小さな祠ですが、テレビ番組にも何回も取り上げられ、縁結びのパワースポットとして有名です。

荒木神社の授与所で口入稲荷人形という白狐の土人形を授かり、願い事をして持ち帰り、願いが叶ったら口入稲荷神社に人形をお返しするというのが、縁結び祈願の一連の流れです。(願いが叶った後、家に置いておいてもかまいません。)

ですので、口入稲荷神社の社殿には、持ち主に良縁をもたらし、感謝の気持ちと共に返納されたたくさんの狐さんたちが、きれいに並べられています。

口入稲荷人形は夫婦(めおと)と伴(とも)の3体1組で、初穂料(値段)は5,000円です。

お産場稲荷

荒木神社からさらに下っていくと、三叉路があります。

左へ行けば伏見稲荷大社の境内へ戻れますが、その前に、右手に目をやると、「産場大神」という扁額のかかった、石鳥居があります。

ここはお産場稲荷と呼ばれる神社で、ここに住み着いていた狐が立派に子育てをしたということから、「子宝」、転じて「安産」のご利益があるとされています。

境内には神蹟(神が宿るところ。ご神体)である磐座(いわくら:大きな岩)が、石造の土台の上に祀られています。

盤座を後ろから見たところ

この場所の正面に、ちょっとした拝所が設けられていますので、そちらから参拝するのですが、他に、願意に応じた、ちょっと変わった参拝方法があります。

お産場稲荷での子宝祈願・安産祈願の方法などについて詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社「お産場稲荷(お産場茶屋)」
関連記事: 【実在していた】語られていない真実!!伏見稲荷大社の究極の七不思議と都市伝説!!

大八嶋社

お産場稲荷の鳥居を出て、そのまま伏見稲荷大社の境内の方へ進むと、左手に八嶋ヶ池(お産場池)が広がっています。

そして、その池の手前、道沿いに大八嶋社(おおやしましゃ)という伏見稲荷大社の摂社があります。

大八嶋社には、お産場稲荷と同じく、社殿がありません。それどころか、拝所も鳥居と賽銭箱があるくらいで、至ってシンプルです。

敷地も、朱塗りの玉垣で囲まれているだけで、中には特に何もありません。

それもそのはず、御祭神の大八嶋大神は、大八嶋、つまり「日本列島」を神格化した神なのです!

ご神体が日本の大地なのですから、わざわざ岩を置いたり社殿を建てたりする必要がない、ということですね。

大八嶋社の創建については諸説ありますが、いずれにしても伏見稲荷大社と長い歴史を共にしてきた神社と考えられています。

どうぞ素通りせずに、イザナギノミコト・イザナミノミコトがこの国や神々を産んだところから始まった日本の歴史に思いを馳せ、立ち止まって手を合わせて行ってください。

大八嶋社を後にして、さらに進むと、玉山稲荷社や上末社のある場所に出ます。

階段を下りれば、伏見稲荷大社の授与所がありますので、最後にお守りなどを授かって帰ってみてはいかがでしょうか。

伏見稲荷大社へのアクセス(行き方)

伏見稲荷大社の最寄り駅

伏見稲荷大社の最寄り駅は、以下の2つです。

  • JR稲荷駅(伏見稲荷大社境内入口鳥居まで徒歩約30秒)
  • 京阪伏見稲荷駅(伏見稲荷大社境内入口鳥居まで徒歩約5分)

起点が京都駅などJR線の駅の場合は、迷わずJR稲荷駅を目指してください!

ただし、通常、稲荷駅に停車するのは各駅停車(普通電車)だけですので、ご注意を。

JR稲荷駅の出口を出れば、道を1本横断するだけで、伏見稲荷大社の境内入口に到着します。

左に稲荷駅、右に大鳥居が見えます。

他に、京阪伏見稲荷駅を利用する方法もあります。

京阪伏見稲荷駅から伏見稲荷大社までのアクセス(行き方)については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 徒歩で京阪電車「伏見稲荷駅」から伏見稲荷大社までのアクセス(行き方)

伏見稲荷大社の最寄バス停

伏見稲荷大社の最寄バス停は「稲荷大社前バス停」で、伏見稲荷大社の境内の入り口(大鳥居)まで、徒歩約6分ほどです。

例えば、バスの1日乗車券を買って観光地巡りをする場合などは、バスもおすすめですよ。

伏見稲荷大社に近い各バス停から伏見稲荷大社までのアクセス(行き方)については、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 徒歩で行く!「稲荷大社前バス停」から伏見稲荷大社までのアクセス(行き方)
関連記事: 徒歩で行く!「警察学校前バス停」から伏見稲荷大社までのアクセス(行き方)
※1日乗車券: 京都のお得な定番フリーパスチケットはこれ!京都市営バス・京都バスの「1日乗車券」

京都駅から伏見稲荷大社へのアクセス(行き方)

 

伏見稲荷大社は京都市の中心から南に外れたところに位置しますので、市内のどこからアクセスするとしても、途中にある京都駅を経由する場合がほとんどです。

京都駅から電車を利用する場合、JRなら乗換えなし、京阪なら1回乗換えとなります。

バスも頻繁に出ていますので、あなたにぴったりの交通手段を選んでみてください。

東京・名古屋・大阪・福岡方面から伏見稲荷大社へのアクセス(行き方)

遠方から京都・伏見稲荷大社へお越しの方も、基本的にはまず、京都駅を目指すことになります。

各方面から京都駅や伏見稲荷大社へのアクセスについては、以下のページ↓でご確認ください!

伏見稲荷大社から京都の他の観光スポットまでのアクセス(行き方)

伏見稲荷大社を参拝した後に、他の観光スポットへ足を延ばしたい方は、以下のページ↓も併せてご覧ください!

時には複数の交通手段を組み合わせたり、途中で別のスポットに立ち寄ったりする場合の、おすすめのアクセス(行き方)もご紹介しています。

伏見稲荷大社の周辺の見どころ(人気・オススメの観光情報!)

東丸神社

伏見稲荷大社の境内に隣接する形で鎮座する神社は、ここまでもいくつかご紹介してきましたが、実はもう1つ、忘れてはならない神社があります。

伏見稲荷大社の楼門をくぐった先の右側に、入り口である鳥居を構える「東丸神社(あずままろじんじゃ)」です。

江戸時代の学者・荷田春満公を神として祀る東丸神社は、「智恵参り祈祷」「呆気(ほうけ)祓い」といった、一風変わったイベントがあることでも知られています。

拝殿と「としまいりの石」の間を年の数だけ往復して参拝する「年参り」で、学業成就、試験合格などを御祈願ください。

東福寺

伏見稲荷大社から1㎞ほど北へ行くと、東福寺があります。

広大な敷地に、国宝・三門を始めとする数々の貴重な建造物や素晴らしい庭園を有する東福寺は、伏見稲荷大社を訪れるならば、ぜひ併せて行きたいスポットです。

秋になると大変、紅葉の美しいお寺としても有名であり、京都方面から伏見稲荷大社に来られる方は東福寺と併せて参拝される方も多く散見されます。

その他の伏見稲荷大社周辺の見どころ

他にも、伏見稲荷大社と同じ京都市伏見区には、坂本龍馬襲撃事件「寺田屋事件」で有名な寺田屋、酒造りの過程を見学できる月桂冠大倉記念館、江戸時代の画家・伊藤若冲の墓があり、紅葉の名所としても知られる石峰寺、勝負運の神を祀る藤森神社などがあります。

また、伏見と言えば「伏見城」が思い浮かぶという方もいらっしゃるかもしれません。

伏見城は、天守閣の中に入ることこそできませんが、庭園が整備され、桜の名所としても親しまれています。

観光旅行ですと、伏見稲荷大社、清水寺金閣寺など、どうしても有名どころを転々としたくなりますが、少しマイナーなスポットにも注目し、その地域の歴史や文化について、より深く知る旅も、良い思い出になりますよ。


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伏見稲荷大社の周辺・付近の人気・おすすめランチ&スイーツ!

伏見稲荷大社周辺の名物と言えば、やはり、稲荷大神の使いであるキツネにちなんだきつねうどんお稲荷さん(いなり寿司)です!

伏見稲荷「仁志むら亭」でのオススメのメニューコース
稲荷山にある「にしむら亭」のきつねうどん

また、スズメやウズラの焼き鳥(串刺しの丸焼き)も名物で、以前に比べると減ったものの、今でも店先に置いた網で焼いて、焼き立てを提供してくれるお店もあります。

頭まで食べられるということで、本当に正真正銘の「丸焼き」なので、見た目がちょっと・・・・なのが難点ですが、ご当地グルメの食べ歩きが趣味という方は、ぜひ挑戦してみてください。

また、伏見稲荷大社境内の「八島ヶ池」のほとりには、無料休憩所「啼鳥菴(ていちょうあん)」と、カフェ「稲荷茶寮」があります。

稲荷茶寮は、伏見稲荷大社にいくつもある茶屋や休憩所とは趣が異なる、モダンでおしゃれな和カフェです。

稲荷茶寮の稲荷パフェ

SNS映えするということでも人気の「稲荷パフェ」を筆頭に、抹茶ソフトクリームやぜんざいなどのスイーツ、ランチセットなども好評です。

伏見稲荷大社の周辺・付近で買えるおすすめのお土産

伏見稲荷大社の周辺のお土産としては、地元の酒造会社「月桂冠」のお酒や、キツネがモチーフの小物、キツネの形のお菓子などが人気です。

また、京都、そして神社の周辺という土地柄、大福、羊羹、煎餅などの和菓子店は特に多く、数ある和菓子の中でもおすすめなのが、「辻占煎餅(つじうらせんべい)」という鈴の形をした煎餅です。

例えば、伏見稲荷大社の入り口近くにある「総本家・いなりや」で購入できます。

辻占煎餅はパリパリとしたお菓子で歯で噛むと簡単に割れます。

そして、その中からはなんと!「おみくじ」が出てきます。

おみくじの中には、当たりつきのくじがあり、記念品と交換することも出来ます。

中国語、英語バージョンのおみくじが入っているものもありますので、外国の友人や家族と参拝されている方でも、楽しむことができます。

辻占煎餅の値段

5枚入430円
10枚入850円

おみくじの種類

180種類以上

「総本家・いなりや」のお問い合わせ先(電話番号・住所・定休日など)

住所:京都府京都市伏見区深草開土町2(伏見稲荷大社境内)
営業時間:8時30分~17時30分
電話番号:075-641-1166
定休日:木曜日(1日、祝日除く)

伏見稲荷大社の人気・おすすめのお守り

伏見稲荷大社のお守りは、とにかく個性豊かで種類豊富です。

特に人気なのが、お稲荷さんの使いであるキツネが持って

・・くわえている・・!

4つのアイテムをお守りにした、「達成の〇〇守」です。

「達成のかぎ守」
こんな風に、伏見稲荷大社の狐さんたちは色々なものをくわえています。

その4つのアイテムとは、巻物、稲、鍵、宝珠です。

大切なことが記された巻物は「知恵」の象徴、稲荷大神のご加護の賜物である稲穂は「五穀豊穣」の象徴、

刈り取った稲穂を収納しておく蔵(倉庫)の鍵は富と福の象徴、宝珠は財宝や大切なものの象徴です。

他にも、白狐や千本鳥居などがモチーフの、伏見稲荷大社らしいお守りがたくさんありますよ。

伏見稲荷大社の御朱印・御朱印帳

伏見稲荷大社では、本殿近くの授与所と奥社奉拝所御膳谷奉拝所の授与所で、各1種類の御朱印が授与されています。

加えて、「伏見神宝神社」「東丸神社」「腰神不動神社・明竹稲荷宮」でも、それぞれ、御朱印が授与されています。

さらに!伏見稲荷大社では、期間限定の御朱印もあります。

続いて御朱印帳ですが、伏見稲荷大社の御朱印帳は、深緑色の無地という、非常にシンプルなものです。

ただ、周辺の土産物店・雑貨店では、伏見稲荷大社にちなんだ絵柄の御朱印帳の取り扱いもありますので、キツネ柄や鳥居柄の御朱印帳をお探しの方は、探してみてください。


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伏見稲荷大社の拝観時間・拝観料金・お問い合わせ先など

拝観時間とお守り・御朱印の授与時間

  • 拝観時間:24時間
  • お守りの授与時間:7時〜18時
  • 御朱印の授与時間:8時30分〜16時30分
    ※奥社奉拝所、御膳谷奉拝所、その他の神社の授与所は授与時間が異なります。
拝観料金

  • 無料
お問い合わせ先など

  • 住所:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草薮ノ内町68
  • 電話番号:075-641-7331
  • FAX番号:075-642-2153
  • ホームページ:http://inari.jp/

伏見稲荷大社の有名なお祭り!

伏見稲荷大社には有名なお祭りがあります!

以下では、もっともよく知られている3つのお祭りをご紹介します。

「しるしの杉」が授与される「初午大祭」

初午大祭(はつうまたいさい)」は2月最初の午の日に催される祭典です。

初牛大祭は、名前の通り「初牛の日」に執り行われます。

初牛の日に祭典を行う理由は、伏見稲荷大社の御祭神「稲荷大神」が、初牛の日に稲荷山に鎮座されたという由緒にちなむものだからです。

よってこの日は、盛大に「稲荷大神の鎮座を祝う日」となっています。

参拝者にとっての一番の楽しみは、初午大祭の日のみ授与される、「しるしの杉」と呼ばれる杉の枝のお守りです。

日本全国から大勢の方が訪れ、しるしの杉の授与が始まる朝8時には、既に、境内は大混雑となります!

杉の枝のご利益

一家安泰・繁栄
厄災消除
商売繁盛

初午大祭としるしの杉について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社の初午大祭の「日程(開催時間)」「渋滞状況・渋滞回避策」
関連記事: 京都・伏見稲荷大社「傘杉社・二本杉社・三本杉社(験の杉」)

伏見稲荷大社の例大祭「稲荷祭」

稲荷祭は、伏見稲荷の数ある祭典の中で、最大の祭典です。

稲荷祭は「神幸祭」と「還幸祭」の2つ(2日間)に分かれており、これら2つの祭典の総称が「稲荷祭」となります。

  • 「神幸祭」:例年4月20日前後の日曜日
  • 「還幸祭」:例年5月3日

この祭典では、伏見稲荷大社の神輿が氏子さんたちによって担が、5柱の神様を乗せた5基のお神輿が街中(氏子地域)を巡幸します。

巡幸中はお神輿を担ぐ男共の威勢のよい掛け声が響き、沿道まで行けば、風に乗ってただよく男共の汗の匂いがを、仄かに感じることができます。

これぞまさに祭りです。熱き男の血潮が巻き飛ぶ、熱き熱き祭りとも言えます。アチャ~!ふぉぉぉぉぅアタぁ!アチョぅ~!お前はもぅ…

初午大祭としるしの杉について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社「御旅所」

提灯が見どころ!「本宮祭」

7月の土用の期間に入って最初の日曜、もしくは祝日に「本宮祭」が執り行われます。

例年、7月下旬になります。

本宮祭は、御祭神の恩恵に感謝する祭りで、当日には有名画家によって奉納された行灯画の展示や、「本宮踊り」の奉納などが行われます。

上述の稲荷祭がお神輿の祭典ならば、この本宮祭(宵宮祭)は「提灯(ちょうちん)」のお祭りです。

宵宮祭の日の夜18時頃、境内全体に設置された提灯に一斉に灯りが灯され、「万灯神事」が行われます。

以降、20時頃まで、提灯の灯りが境内の彼方此方(あちらこちら)で見ることができ、千本鳥居の灯りだけを残して21時頃を目処に灯りが徐々に消えていきます。

伏見稲荷大社は24時間拝観可能で、毎日、夜間でも街灯程度の灯かりはついていますが、このように無数の提灯のあかりに照らされた境内を見られるのは、この宵宮祭と本宮祭の日のみ、1年にたった2日だけです。

遠方から訪れる予定の方も是非!旅程をこの日に合わせて、行ってみてください!

【補足】伏見稲荷大社の歴史

伏見稲荷大社の創建は、ちょうど奈良時代が幕明けする710年前後と言われています。

ただ、創建の経緯については、諸説あるようです。

社殿が造営されたのは816年(弘仁7年)で、以降、平安時代には皇族・貴族から崇敬され、規模が拡大し、社格も上がっていきました。

平安時代末期から鎌倉時代にかけては、天皇の行幸も定例化しています。

しかし、室町時代の1467年(応仁元年)に応仁の乱が勃発。

宮司が東軍に味方し、稲荷山に味方の陣地を構えることを認めた結果、境内の多くの建造物が倒壊・焼失の被害に遭い、創建以来の史料も失われてしまいました。

この後、1499年(明応8年)には本殿が再建され、もともとは稲荷山に別々に祀られていた5柱の神々が合祀される、今のような形になっています。

江戸時代には、稲荷信仰が商人や町人たちへも広がり、絶えず人々を引きつけ、賑わい続けました。

しかし、そんな伏見稲荷大社も、1868年(明治元年)に神仏分離令が出ると、大きな影響を受けます。

伏見稲荷大社は神仏習合の色の濃い神社で、寺院や仏殿・仏像を持っていましたが、寺が廃寺となったり、仏殿・仏像が他所へ移されたりしました。

また、上知令(あげちれい)により広大な社領の大半が没収され、その面積はおよそ10分の1となりました。
(その後、1902年(明治35年)に旧社領の一部、1962年(昭和37年)にはすべてが返還されています。)

その後は時代に合わせて発展し、2011年(平成23年)には、めでたく「御遷座1300年記念大祭」が行われました。

最近は、人気・知名度どもに急上昇中で、特に海外から注目され、京都を訪れる外国人たちが選ぶ、「人気ナンバーワン」の観光スポットともなっています。

稲荷神が降臨した場所、「稲荷」という名前の意味、創建者についてなど、伏見稲荷大社の歴史について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

関連記事: 京都・伏見稲荷大社の歴史を年表付きで簡単に説明!「由来や造った理由・造った人は誰?」

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